「思い切って結婚相談所に入会したけど、なんだか違和感がある…」
「クーリングオフを使ったほうがいいのかな?」
そんな不安な気持ち、よくわかります。
結婚相談所は高いですし、大きな決断だからこそ、慎重になって当然。
結婚相談所で婚活アドバイザーをしている私が、今回のテーマ「結婚相談所のクーリングオフ」について、やさしく・丁寧に解説いたします。
この記事では、クーリングオフの基本から、結婚相談所で適用できるかどうか?、注意点や後悔しないための判断基準まで、以下の実践的な内容をお届けします。
また、私たち「結婚相談所アンフィ」は、もちろんクーリングオフ制度にも対応しており、安心してご利用いただける体制を整えています。
この記事を読めば、「これはクーリングオフすべき?」という迷いを解消し、あなたにとって最善の選択ができるようになります!
安心して婚活を続けるためにも、ぜひ最後までお読みください。
① 結婚相談所で聞く、クーリングオフって何?
クーリングオフとは、契約をした後でも一定期間内であれば無条件で解約できる制度のこと。
消費者が冷静に判断しにくい状況で契約してしまった場合に、後から見直せるよう設けられた仕組みです。
「中途解約」という制度がありますが、これとは別物。中途解約はサービス提供が始まった後に解約するもので、解約料がかかるケースもあります。
一方、クーリングオフはサービスが始まっていないことが条件で、費用も一切かからずに契約を白紙に戻すことができます。
結婚相談所のようなサービス契約でも、一定の条件を満たせばクーリングオフの対象となります。
ここで大切なのは、「契約書を交わした日」と「特定商取引法に基づく表示がされているかどうか」です。一般的には、契約書を受け取った日から8日以内であれば適用されますが、細かなルールがあるため注意が必要です。
② 結婚相談所に入会したけど、クーリングオフはできる?
結論、結婚相談所でもクーリングオフは可能です。
「結婚相談所に入会したけれど、やっぱり少し考え直したい…クーリングオフってできるの?」
そんな不安をお持ちの方も、ご安心ください。
ただし、条件があります。
なぜ結婚相談所はクーリングオフできるの?
結婚相談所の契約は、特定商取引法における「特定継続的役務提供」に該当し、その中でも「結婚相手紹介サービス」として明確に分類されています。
「特定継続的役務提供」とは、エステなどと同様に、提供されるサービスの期間や金額が一定の基準を超える場合に、消費者保護の観点から特別なルールが適用されるものです。
そのため、結婚相談所の契約は法律上、クーリングオフの対象として認められており、一定期間内であれば無条件で契約解除が可能です。
③ 結婚相談所のクーリングオフ条件はこの3つ!
結婚相談所でクーリングオフできる条件は以下の3つ。
契約日から8日以内であること
サービスの提供が始まっていないこと
契約書面に「クーリングオフに関する記載」が明記されていること
これらを満たしていれば、理由を問わずクーリングオフが可能です。
メールなどの電磁的記録による契約の場合
近年増えている、電子メールやWEBなどでの「電磁的記録による契約」でも、特定商取引法のルールに従っていればクーリングオフが可能です。
通知も電子メールなどでできますが、「証拠が残る方法(送信記録など)」で通知するのが安心です。
念のため、画面のスクリーンショットなどを保存しておくと、より確実でしょう。
④ 結婚相談所でクーリングオフする場合の手続き方法
「クーリングオフしたい!」と思ったとき、何から始めればいいのか迷ってしまいますよね。
ここでは、結婚相談所の契約をクーリングオフする際の具体的な手順を、順を追ってご紹介します。
Step1. 期間内かどうかを確認
まず「契約書を受け取った日から8日以内」であるかを確認しましょう。
8日以内でなければ、クーリングオフをすることはできません。
例えば契約書を受け取った日が1/1であれば、1/8までがクーリングオフできる期間です。
この日数には土日祝日も含まれます。
書面での契約日や、電磁的契約(オンライン申し込みなど)の場合はメールなどの受信日時も基準になります。
Step2. クーリングオフしたい旨の通知方法
クーリングオフの通知は、以下のいずれかの方法で行うことが認められています。
内容証明郵便(最も安心)
普通郵便(コピーと送付記録を残す)
ハガキ(両面をコピーして保存)
電子メール(手軽でおすすめ、送信履歴を保存)
FAX(送信記録を保管)
最も確実なのは、「内容証明郵便」で通知する方法です。
相手に届いた日時や内容が記録として残るため、後のトラブル回避にも役立ちます。
Step3. 通知文の記載内容
通知には、以下のような内容を簡潔に記載しましょう。
契約日:2025年3月30日
事業者名:○○結婚相談所
サービス名:結婚相手紹介サービス
契約をクーリングオフにより解除いたします。
契約者氏名:あなたの氏名
住所:あなたの住所
日付:通知作成日
このようなシンプルな文面で問題ありません。
重要なのは、「契約解除の意思表示」をハッキリ書くこと!
Step4. 送付した証拠を必ず保管
通知を送付した証拠(控えや送信記録)は、少なくとも数ヶ月は保管しておきましょう。
郵便局の受領証やメールの送信履歴なども重要な証拠になります。
⑤ ちょっと待った!結婚相談所でクーリングオフすべき?後悔しないための判断基準
「クーリングオフできそうだけど、どうしよう…」
そんな風に悩んでいる方もいるかもしれません。
クーリングオフは、安易に利用すると後悔してしまうことも。
ここでは、クーリングオフを検討すべきケースと、後悔しやすいケースを具体的に解説します。
クーリングオフを検討すべきケース
契約後に「思っていた内容と違った」「無理に契約を迫られた」と感じたら、クーリングオフを検討する良いタイミングです。
例えば、以下のようなケースが挙げられます。
初回カウンセリングと実際のサービス内容が大きく異なった
無理な勧誘や、急かされるような契約をさせられた
担当者の態度に不信感を持った
こんな違和感を覚えた場合は、自己責任だと自分を責めずに、「自分の直感は正しいかもしれない」と思って、冷静に行動することが大切です。
クーリングオフを後悔しやすいケース
一方で、感情的にクーリングオフをしてしまい、「やっぱり辞めなければよかった…」と後悔するケースもあります。
よくあるのは、以下のパターンです。
感情的にすぐ解約してしまった: 一時の感情に任せて解約してしまい、後から冷静に考えると、もう少し様子を見るべきだったと感じる場合。
担当者との相性が悪いという理由だけで解約してしまった: 担当者との相性が合わないのは辛いですが、相談所によっては担当者の変更が可能な場合があります。すぐに解約するのではなく、相談所に相談してみるのも一つの選択肢です。
クーリングオフは「一度リセットできる制度」ですが、慎重に判断することが大切です。
後悔しないための判断基準
クーリングオフを検討する際は、以下の点を考慮して、冷静に判断しましょう。
契約内容を改めて確認する: 契約書を再度確認し、サービス内容や料金体系などを正確に把握する。
相談所に相談する: 不安や疑問点があれば、相談所に相談し、解決策を探る。
感情的にならない: 一時の感情に任せて判断するのではなく、冷静に状況を分析する。
長期的な視点で考える: 短期的な感情だけでなく、長期的な視点で判断する。
クーリングオフは、最終的な手段として考え、できる限り、相談所とのコミュニケーションを通じて解決策を探ることが大切です。
⑥ 結婚相談所がクーリングオフに応じてくれない時の対処法
万が一、入会した結婚相談所が良心的でなく、クーリングオフに応じてくれない場合。
そんなときは、まず冷静に契約書を確認し、条件を満たしているかをチェックしましょう。
条件を満たしているのに応じない場合は、以下のような手段を取りましょう。
内容証明郵便で通知を送る
クーリングオフ通知メールを送る(送信履歴は必ず保存)
国民生活センターや消費者ホットラインに相談する(188番)
弁護士への相談を検討する
強く主張する必要はありませんが、クーリングオフは消費者の権利!
ですので、毅然とした態度で対応することが重要です。相手の態度に流されず、あなたの権利をしっかり守りましょう。
⑦ 結婚相談所入会でトラブルを避けるために
クーリングオフをするしないに関わらず、そもそもトラブルを未然に防ぐことが大切。
結婚相談所を選ぶ際には、以下の点を確認しましょう
契約書にクーリングオフの記載があるか
サービス内容と料金体系が明確に記載されているか
担当者の対応に誠実さがあるか
契約前に無料相談や見学ができるか
これらをチェックすることで、「こんなはずじゃなかった…」を減らすことができます。
あなた自身が納得した上で入会することが、婚活の第一歩!
【まとめ】結婚相談所のクーリングオフは慎重に!
いかがでしたか?
クーリングオフは、大きな人生の決断において、あなたを守る大切な制度です。
ただ、使い方を間違えると後悔することにもつながります。
大切なのは、「自分が納得しているかどうか」。
契約に迷いや違和感があるなら、一度立ち止まってみましょう。
私たち結婚相談所アンフィでは、安心して婚活に取り組んでいただけるよう、制度面も含めてしっかりとサポートしています。
クーリングオフにももちろん対応しておりますので、不安を感じた場合も遠慮なくご相談ください。
あなたの婚活が、素敵な出会いに繋がりますように。
