そもそも「成婚」の定義が、相談所ごとに違う

まず知っておきたいのが、「成婚」という言葉の意味が、相談所によって違うということです。同じ「成婚率」でも、数えているものが違えば、数字の意味も変わります。
たとえば、成婚のタイミングには、こんな違いがあります。
- プロポーズや婚約が決まった時点を「成婚」とする
- 結婚の意思を固めて退会した時点を「成婚」とする
- 実際に入籍した時点を「成婚」とする
どこを「ゴール」と数えるかで、成婚率は上がったり下がったりします。「高い成婚率」の裏に、ゆるやかな定義が隠れていることもある のです。だからこそ、数字を見るときは「この相談所は、何をもって成婚と呼んでいるのか」を確かめる姿勢が大切です。同じ言葉でも中身が違う、とだけ覚えておいてください。
分母の取り方で、数字は大きく変わる
もうひとつの落とし穴が、計算式の「分母」です。成婚率は「成婚した人の割合」ですが、何を母数にするかで、数字はまったく変わります。
代表的な計算の考え方は、大きく2つあります。
- 退会した人を母数にする方法:成婚した人 ÷(成婚した人+その他の理由で退会した人)
- 在籍している会員を母数にする方法:一定期間の成婚退会者 ÷ その期間の平均在籍会員数
同じ実態でも、前者は数字が高く出やすく、後者は低めに出やすい、という性質があります。どちらが正しい・間違いということではありません。ただ、計算式が違えば、数字を単純に横並びで比べることはできないのです。
「成婚率が高い方がいい相談所」とは、一概には言い切れません。数字の高さより、その数字が何を数えたものかを知ることが、後悔しない選び方の第一歩 です。
連盟のデータで、業界の全体像をつかむ

業界には、相談所が加盟する「連盟(ネットワーク)」がいくつもあります。どの連盟に加盟しているかは相談所によって違い、たとえばアンフィは NNR(日本仲人連盟)とコネクトシップ を利用しています。連盟全体のデータは、一つの相談所の宣伝ではなく、業界の全体像を知る手がかりになります。
まず、業界の傾向をつかむ参考として。大手のIBJは「成婚白書」という統計を毎年公開していて、たとえば2024年度版からは、こんな数字が読み取れます(IBJ連盟全体の傾向です)。
- 2024年の成婚は約16,398組で、日本の婚姻件数のおよそ3.3%、約30組に1組にあたります
- 初婚で成婚された方の典型的な年齢は、女性が約34歳、男性が約36歳
- 入会から成婚までの在籍期間は中央値でおよそ9か月、交際期間はおよそ4か月
- 成婚された方は、全年代でおおむね10〜14回のお見合いを重ねています
こうして具体的な数字を見ると、「何年もかかるのでは」という不安が、少しやわらぐかもしれません。多くの方が、1年ほどの活動でご縁にたどり着いています。
※出典:株式会社IBJ「成婚白書 2024年度版」
一方で、アンフィが使う NNR・コネクトシップ は、ご紹介できるお相手の多さが強みです。両方を合わせると、お相手候補となる会員は およそ8万名(2025年時点の公表値。全国の加盟相談所は約2,000社)という、業界でも最大級の規模になります。出会いの母数が大きいほど、条件やご縁の合うお相手に届く可能性は広がります。
ただし、ここで大切な注意があります。連盟によって、公開しているデータの種類が違う のです。IBJのように詳しい成婚率の統計を出す連盟もあれば、NNRのように会員数を中心に公表する連盟もあります。つまり、成婚率という一つの数字で連盟や相談所を単純に比べること自体が、そもそも難しいのです。「連盟の成婚率は◯%」を鵜呑みにせず、数字は、業界の傾向をつかむための地図として使うのがちょうどいいと思います。
数字にだまされないための3つの視点
ここまでを踏まえて、成婚率を見るときの3つのチェックポイントをまとめます。難しくありません。この3つを確認するだけで、数字に振り回されにくくなります。
- 定義:何をもって「成婚」と数えているか
- 分母:退会者ベースか、在籍会員ベースか
- 年度・対象:いつの、どの範囲のデータか
この3つがはっきりしない数字は、参考程度に受け止めるのが安全です。大切なのは、数字の大小ではなく、その数字が信頼できる形で示されているか です。誠実な相談所ほど、こうした前提を隠さず説明してくれます。数字の出し方に誠実な相談所かどうかも、見極めのヒントになります。
成婚の確率を上げる、自分でできる3つの行動
成婚率という「全体の数字」より、実は「あなた自身の成婚しやすさ」の方がずっと大事です。そして、それは自分の行動で高めていけます。
- 活動のリズムをつくる:お見合いの申込みや返信を、こまめに続ける
- プロフィールと写真を整える:第一印象を伝わりやすくする(プロフィール写真のコツもご参考に)
- 担当カウンセラーに相談する:うまくいかないときこそ、一人で抱えず作戦を見直す
とくに1つめは、数字にも表れています。先ほどの成婚白書によると、成婚された方は、退会された方よりもお見合いの回数が多い傾向(男性でおよそ4倍、女性でおよそ2.5倍とされます)にあります。つまり、成婚率という他人の数字より、自分がどれだけ会いに動いたかのほうが、ご縁を大きく左右するということです。
どれも、特別な才能はいりません。焦らなくて大丈夫です。続けられるペースで、少しずつで構いません。
数字より大事な「自分に合う仕組み」の見極め方
最後に、いちばんお伝えしたいことです。相談所選びで本当に見るべきは、成婚率という数字より、「自分が続けられる仕組みかどうか」 だと思います。
見極めたいのは、こんなところです。
- サポートの範囲(お見合い調整や、交際中の相談まで見てくれるか)
- 担当カウンセラーとの相性(安心して本音を話せるか)
- 料金や活動スタイルが、無理なく続けられるか
どんなに成婚率が高くても、続けられなければ意味がありません。逆に、自分に合った仕組みで無理なく活動できれば、あなたの成婚は着実に近づきます。数字で選ぶより、続けられるかで選ぶ方が、後悔が少ないというのが、現場での実感です。
こうした相性は、資料の数字だけでは分かりません。無料相談で、実際に担当と話してみるのがいちばんの近道です。相談所そのものへの不安がある方は、結婚相談所、はじめる前の不安を率直に話した記事もあわせてどうぞ。
まとめ|数字は入口、決め手は「続けられる仕組み」

最後に、この記事でお伝えしたかったことを振り返ります。
- 「成婚」の定義は相談所ごとに違う
- 分母の取り方で、成婚率は大きく変わる
- 数字は「定義・分母・年度」の3点を確認して読む
- 全体の数字より、自分の行動と「続けられる仕組み」が大事
成婚率は、相談所を知るための入口としては役立ちます。でも、決め手にするには不確かな数字です。数字は入口、決め手は「自分が続けられる仕組み」。そう考えると、相談所選びはぐっとシンプルになります。
「自分にはどんな相談所が合うんだろう」と迷ったら、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。アンフィの無料相談で、あなたに合う進め方を一緒に確かめませんか。ちょっとした疑問は、LINE相談からでもお気軽にどうぞ。
