「結婚しないといけない?」という問いは20代から増えている
冒頭でも触れた「結婚しないといけない?」という問い。これは、20代の方からとくに多くいただくようになった、ここ数年の変化だと感じます。以前は「いつ結婚するか」が話の中心でした。
いまは、「結婚する/しない」「そもそも自分にとって結婚って何か」を含めた話に変わってきています。
これは、20代の方が結婚に消極的になったというよりも、「結婚しない選択肢も含めて、自分の人生を設計したい」という意識が育ってきているのだと、現場で接していて感じます。
実際、SNS上でも以下のような声をよくお見かけします。
- 「結婚しないと幸せになれない、は本当か」
- 「自分の人生は自分で決めたい」
- 「親世代と同じ結婚観は、もう自分には合わない」
- 「結婚を急ぐ理由が、よく分からない」
これらは、結婚を否定する声ではなく、結婚を真剣に考えようとしている声だと、私は受け止めています。
「結婚しなくちゃ」と漠然と思っていた時代から、「結婚を選ぶなら、自分の言葉で理由を持ちたい」 という時代へ。これは、結婚観が薄くなったのではなく、むしろ濃くなった変化だと感じています。
データで見る:20代の結婚観の10年変化
現場の感触を、データでも裏付けてみましょう。
平均初婚年齢の推移
厚生労働省「人口動態統計」によると、日本人の平均初婚年齢は以下のように推移しています。
- 男性:31.1歳(平成10年は28.5歳)
- 女性:29.4歳(平成10年は26.7歳)
20年で2歳以上も上昇しました。これは「晩婚化」と呼ばれてきましたが、実態はもう少し複雑です。
結婚意欲そのものは依然として高い
マイナビウエディングが2025年に行った調査では、パートナーがいる未婚女性のうち:
- 20代女性の 74.8%
- 30代女性の 60.3%
が「結婚したい」と回答しています。
つまり、「結婚したい気持ち」は依然として多くの方が持っているけれど、「実際に結婚する時期」は遅くなっている。これが、いまの20代の結婚観の輪郭です。
結婚観の中身が変わってきた
さらに興味深いデータとして、ある2024年の調査では、20代独身男性の約30%が「専業主夫でもOK」 と回答したというものがあります。
これは、結婚の中身(共働き/専業/家事分担)に対する意識が、親世代と大きく変わってきていることを示しています。「結婚=定型のライフスタイル」だった時代から、「結婚=2人で形を作るもの」 へと、考え方が変わってきています。
数字を見ると、20代の結婚観は「結婚を諦めた」のではなく、「結婚をオーダーメイドする時代」になってきている、と読み取れます。
現場の感触:相談に来られる20代の方の3つの傾向
データの話を、現場のリアルに翻訳します。私が無料相談で20代の方とお話ししていて、最近よく見かける3つの傾向をご紹介します。
1. 「結婚=当たり前」とは思っていない
ここ数年で大きく変わったと感じるのは、「結婚は当たり前にするもの」と無条件に思っている方が減っている ということです。
「親に勧められて来ました」と無料相談に来られる方は今もいらっしゃいますが、その方々も「自分が本当に結婚したいかどうか、ここで言葉にしたい」とおっしゃることが多くなりました。
これは、結婚を軽く見ているのではなく、「自分で決めたい」という意識が強くなっているからです。
2. パートナーとの分担にこだわりがある
20代の方の多くは、結婚相手に求める条件として「家事・育児を一緒にやってくれる方」を上位に挙げます。よくお聞きするのは、以下のような声です。
- 「年収より、生活を一緒に回せる人がいい」
- 「家事を分担してくれる人」
- 「子育てを一緒に考えてくれる人」
- 「仕事も応援してくれる人」
年収や肩書きより、生活面の協働 を重視する傾向が、男女問わず強くなっています。これは、共働きが当たり前になった時代背景と直結しています。
3. 周りに言いづらいから一人で悩んでいる
これがいちばん切実なケースです。
「結婚したいけど、まわりの友達は『結婚しなくていい』と言う。だから言いづらい」。あるいは「逆に、まわりは結婚したがっているのに、自分は迷っている。誰にも話せない」そういう声をよく聞きます。
どちらの方も、自分の本音を口にする場がないまま、SNSで「20代 結婚観」と検索する夜を過ごしています。
私が無料相談でよくお伝えしているのは、「ここでは、まわりに合わせなくて大丈夫です」ということ。自分の揺れを、そのまま言葉にする時間として、相談所を使っていただけたら嬉しいです。

「結婚=ゴール」から「人生設計の一部」へ
ここまでお話してきた変化を、一言でまとめると:
結婚は「ゴール」から「人生設計の一部」へ
私はそう感じています。
かつて(昭和、平成の頃)、「結婚=ライフイベントの達成」と捉える傾向がありました。「結婚すれば一段落」「家族を持てば一人前」 そういう価値観が、まだ強くありました。
いまは違います。20代の方の多くは、結婚を以下のように捉えています。
- 仕事・キャリアの一部として
- 自分らしい生活を作る要素のひとつとして
- パートナーと「どう生きるか」を一緒に決めるプロセスとして
「結婚で人生が決まる」のではなく、「人生をどう設計するかの中に、結婚という選択がある」 という考え方です。
この変化は、結婚を軽く見ているのではなく、むしろ 結婚を深く考えている ことの表れです。結婚を「ゴール」だと捉えなくなったからこそ、その先の「結婚生活」に何を求めるかが、より具体的になってきたと感じます。
「ときめきがない」と感じた夜に、脳科学が教えてくれることもあわせて読んでいただくと、結婚観の揺れと感情の関係について、もう一歩深い理解が得られると思います。
結婚観が変わったからこそ、選び方も変わっていい
結婚観が変わってきたなら、結婚への向き合い方や、相手の探し方も変わっていいはずです。
20代の方とお話ししていると、こんなご質問もよくいただきます。
- マッチングアプリでいい?相談所がいい?友人紹介を待つべき?
- 婚活って、何歳から始めるのが正しい?
- 結婚相談所って、自分のような迷っている人が行っていいの?
正解はありません。一人ひとり、ちがう答えがあります。
ただ、私が現場で感じるのは、「自分に合った方法を選ぶ」という意識が、20代の方には特に強いということです。
- アプリの「気軽さ」が合う方
- 相談所の「伴走」が合う方
- 友人や職場での「自然な出会い」を待つ方
どれも間違いではありません。大事なのは、いまの自分の心の状態に合った場所を選ぶこと だと思います。
「私のような迷っている人が、相談所に行っていいんでしょうか」とよく聞かれます。答えは、もちろん大丈夫です。むしろ、迷っているからこそ、第三者と話して整理する場所が役立つことが多いです。
はじめての無料相談、本当のところ何をされる?でも書いていますが、相談所は「決めて来る場所」ではなく、「一緒に整理する場所」です。
自分の結婚観を言葉にする3つの問い
最後に、ご自分の結婚観を言葉にしてみたい方へ、現場でよくお勧めしている 3つの問い を共有します。
書き出しても、頭の中で考えるだけでも、どちらでも構いません。
問い1:「もし結婚しなかったら」を3年後・10年後で想像する
「もし、私が結婚しないとしたら、3年後の私はどうしているだろう?10年後は?」と想像してみてください。
イメージが ぼんやり するなら、まだ自分の中で結婚の位置付けが決まっていない証拠です。くっきり するなら、結婚しない人生もアリだという気持ちが固まっています。どちらも、大事な気付きです。
問い2:「もし結婚するなら」一緒にいたい人の3つの条件
年収・肩書きなど 外側の条件 ではなく、内側の条件 で3つ書いてみてください。
たとえば:
- 沈黙が苦じゃない人
- 食べものの好みが近い人
- 忙しい時に放っておいてくれる人
そういう生活レベルの感覚です。これが、あなたの結婚観の核に近いものになります。
問い3:「親や周りに言われたから」を一度括弧でくくる
「親が早く結婚しろと言うから」「友達が結婚したから」そうした外圧を、一度外して考えてみてください。
その上で、「自分は本当はどう思っているか」を残します。外圧を外しても残るものが、あなた本来の結婚観です。
3つの問いに正解はありません。考えてみて「分からない」と感じても、それは まだ答えが必要ない時期 かもしれません。揺れていること自体が、現在のあなたの結婚観です。

まとめ|揺れていることも、あなたの結婚観の一部です
最後にもう一度お伝えしたいことを書かせてください。
「結婚するべきか、しなくていいか」── この二択で答えを出す必要はありません。
20代という時期は、結婚観そのものをまだ作っている時間でもあります。揺れていることは、結婚観が薄いことではなく、結婚を深く考えているサインです。
同世代の体験談として27歳女性が婚活は早すぎる?理想の結婚を叶える方法や、【体験談】24歳で結婚相談所はアリ!もご参考までに。個人体験を読むことで、世代論だけでは見えにくい個別の答えにヒントが見えるかもしれません。
もし「自分の結婚観を、第三者と一緒に言葉にしてみたい」と感じられたなら、よろしければ無料相談からお声がけください。「まだ何も決まっていません」 が、いちばん多いはじまりです。
「いきなり相談はちょっと…」という方には、LINE相談も承っています。
あなたの揺れも、あなたの結婚観の一部。札幌のアンフィで、お会いできるのを楽しみにしております。

